『作家志望!!!』
最近早速本格的に小説を書くことに専念しました。親からは、帰国子女だったお前が日本語をうまく使えるはずがないと日々文法の方でだめだしをするのですが、そんなことも六年以上も前の昔話です。
私は日本に帰ってきてからみるみる内に日本語が上達していって、おかげさまで今は誰と話しても自分がもともと外国にいた人だとわからないくらいになっています。っていうか、小説書いているくらいですからね・・・
作家になりたいと思ったのは、別に今回が初めてではありません。私は小六のころも、作家になりたいと思っていました。ですが、その時はさすがに無理でしたね。そもそも、小学校の宿題で出される音読さえも、私はろくにできなかったわけですから、文章を書くなんて大それたもの、できるはずもなかったのです。シナリオを考えるとなるとなおさらでした。そんなことがあって、幼心にして現実という大きな壁にぶち当たった私は、あっけなくそのはかない夢を心の奥深くに閉じ込めておいたのです。本も、それからろくに読むことはありませんでした。
ですが、なんということでしょうか、一週間前、私はものすごく素敵な本と出合いました。それがこの本です。
――『青少年のための小説入門』
これがその表紙絵です。
久保寺先生(作家の方はこれから敬意をこめて先生と呼ばせていただきます)が書かれたもので、一見タイトルを見ると「ええ?指南書かよ」って吐き捨てたくなる方もいらっしゃるでしょうが、とんでもない、この本はなんとさり気なく小説を書く時のハウツー的なものを文中に乗せておきながら、実はれっきとした小説大作なのです。
本を読むことが特に好きでいたわけでもなかった私なのですが、この本を学校の図書室で手に取って、何気なくパラパラっと最初の数ページを呼んだあと、自分の世界が見えなくなりました。授業が始まったことに気づかなかったくらいです(笑)。
中身についても触れたいのですが、ネタバレは嫌だし、皆さんにもぜひこれを読んでほしいと思ったので、割愛させていただきます。小説だけでなく、人生についても学べるもので、本当によくこんなものが書けるなぁってつくづく思います。
ただ、この小説に奮い立たされて作家になりたいと思っていたのもありますが、決して甘い覚悟で臨もうとは思っていません。これからはちゃんと読書も重ねて、語彙力を豊富にし(もともと想像力には長けていると自負しています)、自分の書いた小説をこれからは身の回りの人にジャンジャン読ませてだめだしを食らおうと思います。それを参考にしたうえで、何度も何度も書き上げ、そして目についた新人賞を片っ端から応募していく。
忙しくなりそうですが、それでも、こうしたいと思った私が昔からいたのです。これはなんかの縁なのではないでしょうか。とにかく、頑張りたいと思います!応援よろしくお願いします!
小説『青少年のための小説入門』、アマゾンへつながるリンクを下に貼っておきます。興味がわいた方はぜひ買って読んでみてください。手に取った時、後悔させない物語であるとあなたは読んでみて納得するでしょう。
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