感想 『小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない』
表紙絵
今回紹介するのは小説じゃなくて、How-to本です。
あ、っていうか紹介って言っていますね。そうなると感想とは言わないのかな。今までの私が書いたブログを読んでも、感想にしてはあまりにも薄っぺらい内容でしたかね…すみません。感想を書きたいのですが、ネタバレはしたくないので、ちょっと紹介気味の感想として捉えてください(笑)。
「作家になる!作家になる!」と連呼し続けている私なのですが、最近太宰治賞に自分の作品を生まれて初めて応募し、そこで改めて振り返ってみたときに、作家という仕事とはいったいなんなのか、という疑問に陥ってしまったのです。
また、プロ作家はどういう技術を持ち合わせているのか、だとか、どういった生活リズムを体に刻んでいるのか、だとか、そういうのが気になって仕方がなかったのです。それでアマゾンでいろいろと調べてみたら、この本がヒットしたので、この本を買わせていただきました。
大沢在昌先生のことについては初めて知りましたが(そもそも本をあまり読んでこなかったのでほとんどの作家はしりませんが)、この本を読んで少しだけ親近感が湧き、なんとなく気さくで親しみやすく、また小説業界では結構すごい作家なんだなぁってことがわかりました。
ご自身が今までに培ってきた小説を書く上でのテクニックを漏れなくこの本に掲載する傍ら、自分の過去のおもしろエピソードを盛り込んでみたり、編集者との会話で突っ込みを入れたりと結構面白く、読む手が止まらなかったです。
まあ、どんなテクニックが書いてあるかということについてはあまりお教えできませんが、抽象的に言ったら、読んだらすぐに実践できる結構実用的なものとなっております。
また、それだけでなく、作家業界の厳しいところだったり、作家としてどう生き残っていくべきか、などと言ったことも書かれているので、そういうのを知るのも面白かったです。
ちなみに僕、この本を授業中に読んで先生に没収されてしまったくらいですから(笑)。
作家志望の方ならもちろん、作家志望をしていない方でも面白く読めるし、この本を読んで自分も作家になりたいと思うようになるかもしれないので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
冗談抜きで結構勉強になりました!
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